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リフォームするなら知っておきたい!クロスの種類をグレード・素材・機能性別に紹介

クロスを選ぶ際、デザインやカラーを重視して決めるという方も多いのではないでしょうか。これらも大事な要素ですが、クロスの素材をきちんと選ぶことで、快適な空間を実現できます。

今回は、クロスの種類や機能性について解説していきますので、クロスの張替えを検討している方はぜひ参考にしてください。

まず確認したい!クロスには3種類のグレードがある

一般的に、クロスのグレードは以下の3種類に分けられます。

・量産性クロス
・一般品(1000番)クロス
・高級タイプ

まずはそれぞれの特徴について見ていきましょう。

量産性クロス

色や柄のバリエーションが少なく、比較的ベーシックなクロスとして知られているのが量産性クロスです。多くのクロスメーカーで大量生産しているため、コストを低く抑えたい方におすすめです。

一般品(1000番)クロス

一般品(1000番)クロスは、量産型より少し値段が高めであり、色やデザインのバリエーションも豊富です。汚れ防止や吸湿性など、機能性のあるタイプもたくさんあります。

高級タイプ

高級タイプは、有名デザイナーがデザインしたものや輸入クロスなど、たくさんのバリエーションがあります。また、カーテンとコーディネートされたものもあり、デザイン性に特化しているのが特徴です。

素材でみるクロスの種類と特徴

日本の住宅ではビニールクロスが一般的ですが、ほかにも紙や布などさまざまなタイプのクロスがあります。デザインや価格、機能性やお手入れのしやすさなどを考えながらクロスを選ぶようにしましょう。

種類1.ビニールクロスの特徴

ビニールクロスはポリ塩化ビニール樹脂でできている壁紙のこと指します。ポリ塩化ビニールをシート状にして、紙で裏打ちしている点がおもな特徴になります。

メリット デメリット
・価格が安く耐久性も高い
・濡れた雑巾や洗剤にも比較的強い
・消臭、抗菌、防カビなど機能性に優れている
・デザインのバリエーションも豊富
・補修困難
・黄ばみが出やすい
・有機物質ホルムアルデヒドが接着剤に含有されているため、健康面での不安がある
(廃棄で焼却の場合、ダイオキシンが発生する可能性もある)

種類2.紙クロスの特徴

紙クロスは、独特のテクスチャーが魅力で、人や環境に優しいことから人気のタイプとなっています。

メリット デメリット
・音の吸収性に優れ、空気の通りがよい
・和紙のクロスならやわらかい雰囲気になる ・凹凸のある部分には使用できない
・時間とともに膨張・収縮の可能性がある
・施工の手間がかかり、高額になりやすい

種類3.織物クロス(布クロス)の特徴

織物クロス(布クロス)は、麻や絹などの自然素材を使ったタイプのほか、パルプやポリエステルといった化学繊維を組み合わせて作る不織布タイプ、シルクやサテン素材のクロスなどさまざまな種類があります。高級感や重厚感があり、ゆったりとした雰囲気を演出してくれるのが特徴です。

メリット デメリット
・通気性がよい
・調湿効果がある
・基本的に自然素材を使用するため、化学素材が不安な方にも安心 ・汚れが落ちにくい
・施工できる業者が少ない

4.木質系クロスの特徴

自然木を薄くカットし、紙に裏打ちした作られるのが木質系クロスです。銘木とコルクの2つの種類があり、木ならではの温もりや表情を感じられるのが特徴です。

メリット デメリット
・温もりのある雰囲気を演出できる
・腰壁としての利用で、スタイリッシュな仕上がりになる ・高額になりやすい
(アクセントクロスがおすすめ)
・耐水性の確認が必要

5.無機質クロス(珪藻土/漆喰)の特徴

珪藻土や漆喰(しっくい)といった無機質の素材を原料にして作られたクロスは、特に防火性に優れています。また、ガラス繊維やセラミックを原料にしたクロスもあり、個性的なものからシンプルモダンなデザインまで幅広く楽しめます。

メリット デメリット
・防火性に優れている
・塗装した壁のような味わいをリーズナブルな値段で実現できる
・珪藻土は調湿性や消臭効果が高い ・素材によっては仕上がりが安っぽい
・水拭きするとシミになる
・下の壁の凹凸やクロスのつなぎ目が目立つこともある

6.オレフィン壁紙の特徴

ポリエチレン・ポリプロピンなどの合成樹脂でできたクロスがオレフィン壁紙です。ビニールクロスに近い性質を持ち、汚れにくく水拭きができるため手入れも簡単です。また、木質系のデザインのほか、石目調のタイプもあり、幅広いバリエーションのなかから選ぶことができます。

メリット デメリット
・汚れに強く、水拭きが可能
・表面強度が高く、傷もつきにくい ・ビニールクロスよりもやや高め
・仕上がり具合は業者に左右される

機能性でみるクロスの種類と特徴

上記のように、優れた機能性を多数持っているクロスですが、具体的にどのような機能性を重視すればいいのかわからないという方も多いでしょう。ここから、多くの方に求められている機能性を3つ挙げ、それらについて解説していきます。

種類1.消臭効果のあるクロス

クロスの表面に消臭剤を配合することで、嫌な臭いを吸着・消臭します。さらに、抗ウイルス性成分が塗布されているものは、クロス表面に付着したウイルスを減少させる効果もあります。

種類2.防カビ効果のあるクロス

防カビ効果のあるクロスは、トイレや水回りなどで一般的に使用されています。また、防カビ効果は後からコーティングすることも可能です。

種類3.表面が強化されたクロス

表面に凹凸のあるクロスで、一般的なクロスよりも強度が高めです。継ぎ目の部分は時間がたっても目立ちにくく、さらに縮みづらいという特徴があるため、おもに子ども部屋やリビングなどで使用されています。

クロスリフォームを検討中ならアイ工務店にご相談ください

部屋の大半を占めるクロスは、デザインを変えるだけで印象をガラッと変えることができます。素材それぞれに特徴があり、部屋の雰囲気はもちろん、居心地のよい空間を実現します。クロスにこだわりがある方は、希望する素材について業者に相談してみてはいかがでしょうか。

クロスリフォームについてお悩みでしたらアイ工務店にお任せください。クロスリフォームの実績も多く、お客様のご要望に沿ったクロスをご提案いたします。お客様の予算やこだわりに合わせて施工を進めてまいりますので、お気軽にお問い合わせください。