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外壁塗装に使う塗料には、どんな種類がある?メリット・デメリットもご紹介

外壁塗装を行う際などに、塗料の種類を選ぶ必要があります。しかし、「塗料の種類にはどんなものがあるの?」「何を基準に選べばいいの?」と疑問に思われる方も少なくありません。

そこで今回は、外壁塗料の種類について解説していきますので、お困りの方はぜひ参考にしてください。

9種類の外壁塗装に使う塗料をご紹介

外壁塗料には、おもに以下の9種類があります。

耐用年数 費用(/㎡)
アクリル 3〜8年 1,000〜1,800円
ウレタン 5〜10年 1,700〜2,500円
シリコン 7〜15年 2,300〜3,500円
フッ素 12〜20年 3,500〜4,800円
ラジカル 8〜16年 2,200〜4,000円
セラミック 10〜25年 2,300〜4,500円
光触媒 10〜20年 3,800~5,500円
無機 10〜25年 3,500〜5,500円
ナノテク 10〜15年 2,400〜5,500円

耐用年数や費用が種類ごとに異なるため、施工の目的や予算に合わせて選ぶ必要があります。理想の住まいにするためにも、種類ごとのメリット・デメリットを事前に押さえておきましょう。

アクリル

アクリル塗料はアクリル樹脂を主成分にして作られた塗料であり、軽い使い心地が魅力です。アクリルは費用を抑えられる点がメリットとなるものの、耐用年数が3~8年と短く、すぐに塗り替え時期がやってくる点がデメリットです。したがってアクリル塗料は住宅の外壁塗装にはあまり採用されておらず、車や家電などの塗装に使われています。

ウレタン

ウレタン樹脂から成るウレタン塗料は密着性が高く、複雑な形をした壁や曲面にも塗りやすいのがメリットです。しかし耐久性が低いので、あまり長持ちしにくい塗料といえるでしょう。

シリコン

シリコン塗料はシリコン樹脂を使って作られている塗料で、耐久性・耐水性・耐用年数・価格のバランスがよく、コストパフォーマンスに優れている点がメリットです。デメリットとしては、伸びにくいためひび割れのリスクがあるという点が挙げられます。

フッ素

フッ素樹脂でできているフッ素塗料のメリットは、耐久性に優れている点にあります。熱や寒さに強いので、気候が安定していない地域の住居にも対応できます。また紫外線や酸性雨などにも強いため、メンテナンスのコストも抑えられるでしょう。

しかし、その質の高さから費用が高くなる点がデメリットです。そのためフッ素塗料は一般住宅のほか、高層ビルや商業施設でも使われています。

ラジカル

ラジカル塗料は塗膜の劣化を防ぐ作用を持つ塗料で、2012年に新たに登場しました。外壁のチョーキング現象を抑えられるほか、シリコン塗料よりもコストパフォーマンスに優れている点が特徴です。その機能性の高さから、高い人気を誇る塗料として多くの人に知られています。

セラミック

セラミック塗料はセラミックが配合された塗料のことを指し、こちらは遮熱塗料と断熱塗料の2種類があります。遮熱塗料は日光を遮ることで太陽による熱の侵入を防ぐので、夏の暑さを軽減させる効果が期待されます。一方、断熱塗料は太陽の光を取り入れながら熱の出入りを防ぐため、夏の冷房だけではなく、冬の暖房効果も高められるでしょう。

光触媒

光触媒塗料は、顔料である酸化チタンの成分が入っている塗料のことを指します。日光の力で表面の汚れを自ら分解する作用があるため汚れが残りにくく、耐久性に優れている点がメリットです。

しかし、太陽光が当たる場所でないと効果があまり発揮されないというデメリットがあります。日当たりの悪い住宅には向かないため、光触媒を使用する際にはあらかじめ住居の場所や光の入り具合を確認しておくようにしましょう。

無機

無機塗料は、レンガや鉱物・ガラスなどの無機物から成る塗料を指します。有機物を使用していないため劣化しにくく、耐用年数が長い点がメリットです。

しかし無機物だけでできた塗料では柔軟性に欠け、ひび割れなどのトラブルが起こりやすい点がデメリットです。したがって無機塗料のほとんどは、合成樹脂などの有機物質が混合されています。なお、前述したセラミックも無機物の1つであり、セラミック塗料と無機塗料は同じカテゴリーとして扱われます。

ナノテク

ナノテク塗料はナノテクノロジーを活用して作られている水性塗料のことであり、こちらにはアクリルシリコン樹脂が配合されています。生産過程における二酸化炭素の排出を大幅に軽減させることに成功しているため、地球環境に優しい点が特徴です。また塗料に含まれる成分には、壁の表面に汚れがつくのを防ぐ作用があります。

しかしナノテク塗料はまだ新しい種類の塗料であるため、扱える会社が限られている点に注意が必要です。また、場合によっては施工費用が高くついてしまうケースも多いので、予算に収まるかどうかを考えながら検討してみてください。

外壁塗装ならアイ工務店にお任せください

今回は外壁塗料の種類について解説しました。外壁塗装の際、費用面だけではなく機能面も考慮して使用する塗料を決める必要があります。どれにすればいいのか迷ってしまったときは、施工実績が豊富な業者に相談してみてはいかがでしょうか。

アイ工務店は、地域密着型・自社施工のリフォーム専門店であり、お客様の目線に立った手厚いサービスを提供しております。戸建てからアパートまで豊富な実績があり、外壁塗装の依頼も幅広く請け負っております。見積もりなどのご相談も随時受け付けておりますので、お気軽にご連絡ください。